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低温黒色クロム処理とは?

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低温黒色クロム(CBC処理)とは

低温黒色クロム(CBC処理)は
防錆・防食・機能付与を実現した表面改質皮膜です。

低温黒色クロム(CBC処理)はセラミック被膜である為、局部電池を作らず 「防食性能」 に 優れています。また、テフロンやセラミックなどを含浸一体化する事により、皮膜表面の クラックを減少し酸素透過を防ぐ事で 「防錆性能」 も持っている皮膜です。 さらに セラミックやフッ素化合物含浸により「耐熱性」 「耐薬品性」 「耐摩耗性」 「耐摩耗性」等 が機能付与されます。
低温黒色クロム処理とは?
  • 特殊な洗浄技術を用いて、被膜内に残留する「6価クロムイオン」を抽出除去 する為、RoHS指令に対応できます。
  • 電解処理により析出させた被膜(クロム酸化物)に、セラミックやテフロンを含浸 一体化する事で高機能膜を生成します。
  • 被膜に含浸させる物質により、機能を付与する事が出来ます。 ※乱反射防止や摺動性 等
  • 鉄鋼、銅、銅合金、SUSに処理する事が出来ます。 ※その他素材は、下地処理(例:無電解 ニッケル等)を施す事で処理可能です。

低温黒色クロム施工例

  • 仕上がりは艶消し黒色となります。被膜の付き周りも良く、安定した黒色を御提供する  事が出来ます。また、使用用途により、機能付与する事が可能です。
  • 現在では、外装品にも使用出来るよう、多色化を行っております。
低温黒色クロム施工例1
低温黒色クロム施工例2
低温黒色クロム施工例3
低温黒色クロム施工例4

低温黒色クロム施工例(多色化:カラー)

酸素透過を防ぎ局部電池を作らない。 CBC多色化により、装飾性等の用途が 広がる。

    • めっきと塗装の融合した被膜となり 、「防錆・防食」 を兼ね備えた高性能な塗膜を作る事が出来ます。
    • 要望の色調を持たせる事が出来るうえに、使用する塗料性能を向上させる事が出来る。

低温黒色クロム特徴

低温黒色クロム特徴

めっき被膜・塗装被膜共に、長所短所があり使用環境や用途によって 使い分けられています。

低温黒色クロムは、めっき被膜・塗装皮膜の長所を兼ね備えた被膜となります。

環境対策(6価クロムイオン抽出技術)

6価クロムイオン溶液を使用するとめっき皮膜中に 「クロムイオン」 が残留してしまい、 RoHS指令閾値を超える濃度の6価クロムが検出されてしまうケースが多くあります。 特に黒色のクロムめっきは6価クロムを使用しなければならない為、大きな問題となります。

低温黒色クロムは、下図のような仕組みの基、被膜中に残留する6価クロムイオンを、抽出除去 する事により、RoHS指令に対応した被膜を御提供しております。

6価クロムイオン抽出技術

低温黒色クロム被膜性能

密着性(折り曲げ試験)
密着性(折り曲げ試験)
密着性(クロスカット試験)
密着性(クロスカット試験)
耐食性
耐食性
耐候性
耐候性

低温黒色クロム被膜成分

低温黒色クロム被膜成分

まとめ

現在、低温黒色クロムは、半導体・液晶関連製造措置、光学機器や 医療機器、建材等、その皮膜特性から、あらゆる産業分野でご使用 頂いております。

被膜に、お客様の要望される機能を持たせる事が出来る。また、 「防錆・防食」 機能を持つ被膜は他にありません。 他の6価クロムを使用する黒色めっき皮膜では対応できない、 RoHS指令に対応している事も、大きな特徴です。

使用している黒色めっき被膜を低温黒色クロムに変更する事で、 製品に高付加価値を付ける事ができます。 機能・性能、環境面等、安心してご使用いただける「低温黒色クロム」 のご検討をお願致します。

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